人間が光合成できたら便利だ。
それこそ寝ているのが仕事になり、カバン一つで放浪生活ができる。
動いて捕食するか(動物)、留まって光合成するか(植物)の二者択一と習ったことがあるが、
捕食もできて、なおかつ光合成もできるように、どうして進化しなかったのか?
で、エネルギー量を調べてみると、合点がいった。
光合成は、条件のいいところで1平米分の葉っぱが1日太陽に当たっていても、できるエネルギーはわずか50kcal。
一方、人間が一日に必要とするカロリーは2500kcal。そのうち約半分が基礎代謝(主に体温維持、他に脳活動や消化器官などのためにエネルギーを使うこと)、さらにその半分が得られないと死に至るらしい。
つまり、人間の体全部が緑だったとしても、光合成では基礎代謝の100分の1も補えない。
移動機能との併用すら無駄だってこと。葉緑体を蓄えるくらいならその分筋肉でもつけたほうがいい。
答えは、光合成は圧倒的に能率が良くないから、みたい。
じゃあ、ナマケモノなんかはどうだろう?
ご存知ナマケモノは誰かさんのように、ほとんど動かずに消費エネルギーを抑えている。
睡眠時間は20時間、体温は25度くらいに下がることもあるらしい。
一日の消費エネルギーはせいぜい100kcal。体重が人間の10分の1くらいであることを考えると、ちょうど基礎代謝分くらい。
それでも、もし条件のいい場所でナマケモノが光合成できたとしても、必要エネルギーの数十分の1。
やっぱり足りない。
おまけに光合成に条件のいい場所は、外敵に捕食されやすい。
結局、木陰でぶら下がってるのが一番賢い方法なんだろう。
変な言い方だが、私たち高等生物は、高摂取・高消費型の、生きているだけで「忙しい生命」として、体の内側から作られてしまっているらしい。
太陽光発電ですら、1平米で1日発電したとしてせいぜい300kcal。
「食べる」ということのすごさがわかる。
ガソリンは、1リットルで6000kcal。石油はやっぱり優秀。
ちなみに、原子力は、ウラン1gで2000000kcal。
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